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〈読書エッセー〉晴講雨読・書物としての『安達元彦・岡田京子ソング集』/任正爀

2023年01月31日 11:23 寄稿

舞台を生で観るというのは多くの人にとって非日常的な出来事だろう。筆者も同様であるが、一時、大学院生の頃にしばしば劇場に足を運んだ。なかでも一番豪華な舞台は帝劇でのミュージカル、森繁久彌『屋根のうえのバイオリン弾き』と松本白鴎(当時は市川染五郎)『ラマンチャの男』である。チケットも今ほどには高くはなく、評判通り充分に楽しめた。

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