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短編小説「鉄の歴史」5/ビョン・ヒィグン

2022年12月29日 09:00 短編小説

ウンチルは、やっと、自分が肩に背のうをかけたままでいたことに気がついた。そしてあわてて、

「実は、工場を復旧するさい、何かの役にたてようかと思いまして、工場に散らばっているねじ釘を…」といって、ことばじりをにごした。

首相同志は、何もいわずにウンチルの顔をまじまじと見つめていたが、

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