“補助金停止は差別助長”／神奈川朝高生ら県庁前行動

約80人詰めかけ

神奈川中高への補助金再開を求める「月曜行動」が7日、神奈川県庁前で行われた。神奈川中高の高級部生徒たち、女性同盟神奈川、神奈川中高オモニ会、留学同神奈川、日本の支援団体メンバーら80人以上がつめかけた。

参加者らは庁舎に向かって「朝鮮学校を差別するな」「朝鮮学校にも平等な権利を保障せよ」とシュプレヒコールを繰り返し、「声よ集まれ歌となれ」を声高に歌った。

新型コロナの影響で4カ月ぶりに参加した高級部生徒らは、補助金停止は県による明らかな差別であると糾弾し、直ちに支給を再開し差別を是正せよと訴えた。

マイクを握った金将輝さん（1年）は「多文化共生に向けた県の政策は素晴らしいと思う。しかし、朝鮮学校に対する補助金停止は、その政策理念に反しているとは思わないのか」と批判し、「私たちはいつまで見えない存在でいなければいけないのか。露骨な差別に憤りを隠せない」と声を荒げた。