【特集】現場への「入口」~朝鮮大学校・実習に迫る~


専門性と実践性を高める学修プログラムの充実に取り組む朝鮮大学校では、学生たちが学んだ知識を他者と共有し、実践する多様な活動がカリキュラム化されている。

なかでも、教育実習や社会実習、経済機関実習など大学の最高学年である4年次および2年次に経験する各種実習の場は、学生たちが、社会人としての一歩を踏み出す直前に、同胞コミュニティの現場を知り、触れることのできる「入口」ともいえるだろう。そして、そのような「入口」に立ち入ったことで、これまで漠然と抱いていた夢や目標を明確化させ、大学を巣立っていくものも少なくない。

今年、1人の教育実習生を受け入れた九州中高の余信徹教員(27、英語分科長)は「卒業生ということもあり、実習生に対する関心と期待は高い。プレッシャーもあると思うが、生徒を指導する立場として、たくさん経験し、たくさん学んでほしい」と述べながら「短い時間ではあるが、ともに教員として過ごすあいだは、民族教育の現場で働く誇りを持ってもらえるよう全力でサポートしたい」と語っていた。

10月中旬から日本各地の朝鮮学校や同胞経済機関、総聯機関などで行われた実習現場に迫った。

授業に関するアドバイスを受ける九州中高の教育実習生

(韓賢珠、金紗栄)