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〈取材ノート〉アカデミックな視点から

2022年10月24日 13:00 論説・コラム

「働く人のための社会人講座」をテーマに2020年にスタートした「政経アカデミー」。朝大政治経済学部の教員らが持ち回りで講師を務め、政治、経済、法律などの観点から世界、朝鮮半島、そして同胞社会にフォーカスを当てる。筆者も社会人として再教育の重要性を常々感じ、同講座に参加している。

今年に入ってからは3月に特別講座が行われた。内容は南朝鮮の大統領選挙結果と統一の進路について。在日同胞社会で繰り広げる統一運動の課題を模索する若い世代が多数参加していた。

今月17日に行われた講座には50代前後の受講者が多く見られた。同講座の2022年秋編は10月から11月にかけて行われ、4人の教員がそれぞれ講義を行う。

休憩中、50分・2コマの講義は長くないかという講師の質問に受講者らは「内容がぎっしり詰まっていて頭をフル回転させたので長く感じることはなかった」と答えた。

同講座の魅力はなんといっても、日頃から感じる政治や経済の問題に関する疑問を専門家のアカデミックな視点から解き明かせるところ。内容を理解していくうちに100分間の講義もあっという間に終わる。

次回以降も世界経済秩序の転換、地政学危機時代と同胞社会、海外同胞権益擁護法の意義などさまざまな内容が盛り込まれている。次の講義(31日)が楽しみだ。

(鈴)

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