最高人民会議第14期第7回会議の第2日会議/金正恩総書記が演説
2022年09月09日 12:50 総書記の活動朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第7回会議の第2日会議が9月8日、平壌の万寿台議事堂で行われた。
金正恩総書記が、共和国政府の施政方針を宣明するために会議に出席した。
金正恩総書記が、歴史的な施政演説を行った。
最高人民会議代議員とオブザーバーは、社会主義建設の全面的発展段階の要求に即して国家の繁栄と人民の福祉増進のための共和国政府の当面の闘争方向と政策的課題を明らかにした金正恩総書記の施政演説を敬虔(けいけん)に聴取した。
金正恩総書記が施政演説を終えると、全ての参加者は自主と正義、自力富強の道へ上昇一路をたどるわが共和国の限りなく洋々たる前途を楽観させる偉大な実践綱領、国家発展の指針を与えられた限りない感激と歓喜に溢れて、嵐のような歓呼と熱狂的な拍手で全面的な支持、賛同を示した。
金正恩総書記の綱領的な施政演説は、人民大衆の自主性を実現するための社会主義建設の連綿たる発展と前進を確信をもって導く戦闘的旗印であり、遠大な理想と目標を目指して前進するわが国家と人民がとらえていくべき百科全書的な革命文献、不滅の大綱となる。
会議では、第3議案「朝鮮民主主義人民共和国核戦力政策について」が討議された。
朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員で党中央軍事委員会副委員長、党中央委員会書記である朴正天代議員が、報告を行った。
報告者は、国家核戦力政策を法化して国家防衛力の中枢である核戦力が自己の重要な使命を責任を持って遂行するようにさせるのは現情勢と共和国核戦力発展の合法則的要求であると述べ、米帝国主義の絶え間ない核脅威の中で生きてきたわが国家が核戦力をそれ相応に育み、不断に強化することこそ、最善の方略であり、わが人民自身が革命と未来に対して担った至上の責務であることに言及した。
また、国家核戦力政策に関する法令がわが共和国の核保有国地位をより強固なものにし、核戦力政策の透明性と一貫性、規範性を保障する強力な法的保証になると強調し、共和国核戦力の使命と運用に関する内容が全面的に規制されている法令草案に対して条項別に解説した。
最高人民会議常任委員会は、社会主義憲法第95条に従って最高人民会議の法令草案「朝鮮民主主義人民共和国核戦力政策について」を本最高人民会議の審議に提起した。
第3議案に対する討論が行われた。
朝鮮労働党中央委員会を代表して、党中央委員会書記の李炳哲代議員が、朝鮮民主主義人民共和国内閣を代表して内閣総理の金徳訓代議員が、朝鮮人民軍を代表して朝鮮人民軍総政治局長の鄭京擇代議員が、青年学生を代表して社会主義愛国青年同盟中央委員会委員長のムン・チョル代議員が討論した。
各討論者は、共和国核戦力政策は敵対勢力の侵略策動から祖国と民族の運命をしっかり守り、千年、万年の未来を保証する最も正当な政策であり、これを法化するのは責任ある核強国としてのわが共和国の地位をいっそう強固にし、われわれの核が国家の根本利益を害しようとする者に対して、決して許さないということを内外に厳かに宣言する歴史的出来事になると言及した。
また、金正恩総書記が愛国献身の千万里の道、犠牲的な火線千里の道を踏み分けて国家核戦力完成の歴史的大業を成し遂げ、民族万代の強盛・繁栄と永遠なる幸福を保証してくれた不滅の革命業績について大きな激情の中で述べた。
共和国核戦力は、わが人民の高貴な犠牲と千辛万苦の代価であり、共和国政府の原則的かつ一貫した自衛路線の誇らしい結晶体であり、わが革命の獲得物であると同時に、人権守護、国権守護の最も頼もしい絶対的保証であると述べ、核戦力をわが人民と革命の要求と利益に即して運用するのはわが国家の正々堂々たる必須不可欠の合法的権利であると一致して強調した。
各討論者は、強力な核戦力の上に社会主義建設もあり、人民の幸せな生も、子どもの明るい未来もあるということがわれわれの確固たる立場であると述べ、核戦力政策を国法として固着させることについて全幅的に支持、賛同した。
最高人民会議代議員は、強力な社会主義国家の建設、国防建設を志向するわが人民の世紀的な宿望がかなえられる歴史の瞬間を胸いっぱいの誇りの中に体感しながら、全国の人民の一様な意思を反映して共和国の存立と発展において重大な意義を持つ核戦力政策に対する法令を全会一致で可決した。
会議では、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国核戦力政策について」が全ての参加者の熱烈な拍手の中で採択された。
共和国核戦力政策に関する法令の採択は、責任ある核保有国、尊厳ある自主強国としてのわが国家の地位を不可逆的なものにし、わが革命の根本利益と人民の安全を徹底的に守ろうとする共和国政府の自主的決断と確たる国権守護、国益死守意志の明確な誇示となり、朝鮮半島と地域、世界の平和・繁栄に寄与する頼もしい法的武器をもたらした重大な政治的出来事となる。
会議は、第4議案として組織問題を討議した。
朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の委員を召還、補欠選挙した。
金英哲代議員を最高人民会議常任委員会委員から召還し、李善権代議員を委員に補欠選挙した。
最高人民会議部門委員会のメンバーを召還、補欠選挙した。
最高人民会議法制委員会の委員長に朴寿日代議員、委員にチャ・ミョンナム代議員、呉秀容代議員を補欠選挙した。
最高人民会議予算委員会の委員長にチョン・ヒョンチョル代議員、委員にキム・ユンシル代議員、ファン・マンボク代議員が補欠選挙された。
最高人民会議常任委員会の崔龍海委員長が、閉会の辞を述べた。
(朝鮮新報)