〈社会を知る〉京都中高、2年連続で関西大会出場へ


日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。※次回の配信は24日(水)となります。

尹政権「評価しない」70%超え

5月に就任した尹錫悦大統領の「国政遂行」支持率が下落するなか、「評価しない」とする声が70%を超えた。

南メディアの報道によれば、今月5日から6日の2日間、南朝鮮各地の満18歳以上の成人男女1,002人を対象にした世論調査(TBSの依頼を受け「韓国社会世論研究」が実施)が行われ、その結果が8日に公表された。

調査結果では、尹大統領の「国政遂行」を「評価する」との声が全体の27.5%だったのに対し、「評価しない」との声は70.1%を記録。尹大統領と関連して、同社実施の調査で否定的評価が70%を超えたのは初となる。

京都中高、2年連続で関西大会出場へ

昨年に続き、各地の朝鮮学校生徒らの活躍が目覚ましい。

京都中高は、5日に行われた「第59回京都府吹奏楽コンクール」(高等学校小編成の部)で金賞を受賞し、京都府代表に選出された。出場した25校中、同校を含む2校が府代表に。昨年に続き、2年連続での関西大会出場となった。

京都中高が出場する「第72回関西吹奏楽コンクール」(主催=関西吹奏楽連盟・朝日新聞社)は、来る20日に予定されている。

これに先立ち7月29日には、大阪中高が「第61回大阪府吹奏楽コンクール」の地区大会(高等学校の部 小編成)に、神戸朝高が「第69回兵庫県吹奏楽コンクール」の地区大会にそれぞれ出場し、金賞を受賞。翌30日の「第67回北九州吹奏楽コンクール高等学校A部門」に出場した九州中高は、銀賞を受賞した。

この日の大会で地区代表に選出された大阪中高は、関西大会行きの切符をかけて、今月16日の府大会に臨む。

クルド人男性、初の難民認定

各紙報道によると、札幌出入国在留管理局は9日までに、トルコ国籍のクルド人男性(30)の難民不認定処分を取り消し、確定した札幌高裁判決を受け、男性を難民と認定した。同日、男性に証明書が交付された。トルコ国籍のクルド人が難民認定されるのは初となる。認定は7月28日付。

2014年に渡日した男性は、同年4月と2018年の2回にわたり難民認定の申請をしたが、いずれも不認定処分を受けた。男性はこれを不服として2020年、不認定処分の取り消しなどを求めて国を相手取り裁判を起こした。昨年1月の札幌地裁は、男性の請求を棄却。続く2審では、男性がトルコ国内で拷問を受けており「迫害の恐怖を抱く客観的事情がある」ため難民に当たると判断(札幌高裁)。同判決を受け、国は上告を断念していた。

無年金裁判の記録映画、27日に上映会

無年金裁判を闘った同胞聴覚障害者と支援者らの歩みを記録した映画「OLD LONG STAYオールド ロング ステイ」の上映会が、今月27日に都内で開催される。

2000年3月、在日朝鮮人の聴覚障害者7人が、特定の外国籍障害者に対して障害年金が支給されないという、いわゆる無年金差別を是正するため、京都地裁に起こした訴訟。映画は、同訴訟の原告と支援者へのインタビュー、過去の記録映像から「障害」や「民族」といったテーマについて考える170分の長編ドキュメンタリーだ。監督を務めた飯山由貴さんは、精神病患者や在日朝鮮人にフォーカスした映像、インスタレーションの制作を続けてきた気鋭のアーティストでもあり、昨年9月、本紙のインタビューで映画制作のきっかけについてこう語っていた。

「在日無年金問題について初めて知ったのは、2年前、京都精華大が主催する東九条でのフィールドワークでのこと。私の妹も精神障害があり、障害基礎年金をもらっていたのでなおさら驚いた。年金があることで安心して生活できる、気持ちを安定させるのにとても重要な存在だと知っていたため、国籍だけで無年金とされる意味が分からなかったし、この国は一体どうなっているのかと思った。この問題の文献はたくさん残っているが、私の仕事の中で何かできることがあるのではと、当事者や支援者たちの声を集め、170分の長編作品「OLD LONG STAY」を制作した」

日本による植民地主義が、いかにして生存権を脅かしてきたのか、自らの生存権を獲得するための在日朝鮮人による闘争の軌跡をまとめた貴重な作品である。

映画は、在日本朝鮮人人権協会福祉情報交換会の学習会で上映される。参加は申し込み制。詳細は以下。

  • 日時:8月27日(土)13時~(開場12時半)
  • 場所:在日本朝鮮人人権協会3階会議室
  • 住所:東京都台東区台東3-41-10 (JR「御徒町」駅から徒歩5分)
  • 参加申し込み:jinken94@yahoo.co.jpまで
  • 締切:8月20日

(朝鮮新報)

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