同胞たちの笑顔であふれ/大阪中高創立70周年記念文化祭「つなげる青春」開催


 

大阪中高創立70周年記念文化祭が行われた

今年、学校創立70周年を迎えた大阪中高で、文化祭「つなげる青春」が6月25日に行われた。同校の生徒、教職員らと卒業生をはじめとする地域同胞、大阪中高学区内の児童・生徒たち700余人が参加した。

今年4月に創立70周年を迎えた同校では、文化祭や一般公開授業、記念公演など、年度を通じて、全校生徒と教員らが、大阪中高の歴史と伝統を継ぐための決意を新たにする場を設ける予定だ。そのスタートとなるこの日の文化祭は、生徒たちの高鳴る熱意と決心が発揮される場となった。

全3部で構成された文化祭。中級部1年生の合唱で幕があがった1部・芸術公演は、同校70年の歴史を振り返る映像と語り、男子生徒らによる寸劇、舞踊部による朝鮮舞踊など多彩な演目が披露され、会場からは歓声と拍手が途絶えなかった。

運動場がメイン会場となった2部では、中級部3年生と高級部3年生らによる売店が出揃うなか、多くの参加者たちで賑わいをみせ、屋外ステージの歌や踊りが花を添えた。

また同時刻、校内では高級部2年生による特別授業「楽しい学び舎」が開催された。

生徒たちが準備した1コマ20分、6科目の授業のうち、参加者が受けたい授業を見ることができる同企画は、各地から集まった中級部生など参加者らの好評を博していた。

数学授業を担当した朴未那さんは「どんな授業をすれば後輩たちが喜んでくれるのか、試行錯誤を重ねながら準備した」と振り返り「皆と力を合わせて授業を作り上げたことへの達成感を感じている。私たちの姿を通して、後輩たちが朝高の魅力を感じてくれたら嬉しい」と語った。

一方、第3部では、ゲーム企画「70チャレンジ」や、参加者全員を対象とした抽選会が行われ、文化祭は大盛況で幕を閉じた。

文化祭には700余人の同胞たちが集った

歴史の継承者として

堺市から駆け付けた金君子さん(78)は「久しぶりに子どもたちのハツラツとした姿を見ることができて力が沸いた」と笑みを浮かべた。

「街の風景は時代とともにだいぶ変わったが、学校と同胞たちの活気はそのままだ。この風景がいつまでも続いてほしいと心から思う」(金君子さん)。

文化祭には大阪中高学区の東大阪初級、城北初級、南大阪初級、和歌山初中級の生徒たちのほか、日本学校に通う同胞児童らも足を運んだ。

同校を初めて訪れたという同胞児童(大阪市在住、8)は「朝鮮舞踊がとても素敵だった。おいしい料理もゲームコーナーもたくさんあって楽しかった」と感想を述べた。

朝青大阪朝高委員会委員長の呉世弦さん(高3)は「文化祭の準備期間、大阪中高の生徒として学校の歴史と伝統を継承していく決意を新たにしたし、同級生や後輩たちともその思いを確認しあった。これからも一層勉学に励み、朝青活動でたくさんの成果を残していきたい」と意気込んだ。

(金紗栄)