新羅、伽倻から日本へ渡った文化/朝鮮問題研究センターの連続講座


朝鮮大学校朝鮮問題研究センターが主催する連続講座「古代の朝鮮と日本」シーズン1第3回目講演が18日、同校講堂で行われた。同胞や日本市民197人が参加。講師を務めた九州大学名誉教授の西谷正さんは、新羅と伽倻から日本に伝わった文化や技術について解説し「日本の文化は朝鮮半島の影響を多分に受けている」と話した。

朝鮮大学校朝鮮問題研究センターが主催する連続講座「古代朝鮮と日本」シーズン1第3回目講演が行われた

講演で西谷さんは新羅時代に築造された古墳と倭(日本)の古墳を比較しながら、その造りが非常に類似していると指摘。特に朝鮮半島と日本の間に位置する沖ノ島(福岡県宗像市)で発掘された祭祀遺跡の指輪やガラス製品、馬具が、新羅で発見された遺物と形や制作方法が似ていることについて述べ「これは新羅の物品が渡来したか、新羅の技術者が渡ってきて作ったものといえる」と解説した。

一方、日本で発掘した陶質土器や鉄鋌(てってい)、太刀の象嵌(ぞうがん)法、短甲と冑(かぶと)などは伽倻時代のものと類似しているため、ここでも文化交流があったことが分かると話した。

講演を聞いた大塚惠子さん(70)は「初めて参加したが、とても興味深い内容だった。当時の技術を伝えるため渡来した朝鮮の人が、その後どのように暮らしたのかなども気になった」と感想を述べた。

連続講座「古代の朝鮮と日本」シーズン2は、9月17日から始まる。月1回、全4回にわたって、高句麗、渤海時代の朝鮮と日本の関係について講演が行われる。申し込みはファクス(042-346-0405)またはメール(kucks1105@gmail.com)まで。

(紗)