〈人・サラム・HUMAN〉孫和淑/女性同盟栃木子育て支援部長(47)


守りたいという一心で

孫和淑さん(47)

西東京第1初中出身。東京中高を経て朝大・外国語学部で学んだ。現在は栃木初中に子どもを通わせながら、女性同盟栃木県本部で子育て支援部長を務める。栃木県下の子育て支援サークル「アルム」責任者としての経歴も持つ。

11年ぶりに栃木で行われた金剛山歌劇団のチャリティー公演(3月13日)では事務局メンバーとして団員たちをバックアップした。準備期間から公演当日まで多忙に過ごしていたが「必ず成功すると信じていた」。公演は600人を超える同胞と日本市民の笑顔に包まれ、大きな反響を呼んだ。「久しぶりの感覚。新たな繋がりも生まれ貴重な日となった」。

自身がウリハッキョに通った頃は好きなことに没頭できる環境で育った。一方で、娘が所属する舞踊部が昨年から休部になり「やりたいことをできない状況に胸が痛んだ」。そういった思いが、女性同盟やオモニ会の活動など、学校支援に積極的に寄与する原動力にもなっている。

「あの頃のウリハッキョをもう一度子どもたちに与えたい」。生徒数減少に伴い、同校を待ち受ける困難は一つや二つではない。しかし「ここでしか学べないことがある。それを無くすことはあってはならない」と語気を強める。

「学校と子どもたちのために尽力したい」。決意はシンプルで肝要だ。常に自身に言い聞かせ、周りを鼓舞している。

(紗)