「人の営み」繋げたい/京都・東九条で写真展


「東九条空の下写真展」が開催された

再開発が進む京都市南区の東九条で、かつての街の風景を記録した写真展「東九条空の下写真展」が4月17日から5月22日まで行われた。写真は市が所有する空地のフェンスに展示され、通行人が立ち止まって自由に見れる形をとった。関係者らは「再開発で地域の風景が塗り替わる前に、そのようすをもう一度振り返りたかった」と切実に語った。

戦時中、東海道線の東山トンネル工事に従事した朝鮮人が集住した東九条。戦後は住民の大半が日雇いや土木工事に従事しており、同地域は「貧困」の象徴でもあった。鴨川と高瀬川の堤防上には、日本に移り住んだ朝鮮人がバラックを立ててコミュニティを形成していたが、いわゆる「不法占拠」だとされていた。一方で、教育や福祉事業など地域住民の自主的な取り組みが活発に行われてきた側面もある。近年は人口の減少に伴い空地が増えるなか、その地を活用するため市民ギャラリーなどの大型施設建設も予定されている。

地域の主要通りである須原通り沿いには、計162mにおよぶ空地フェンスがある。そこにずらりと並んだ370点の写真は、街ゆく人の目を引いていた。背景に広がる緑草と青空も相まって、写真が街全体に溶け込んでいるようだ。存在感のある展示に、足を止めて観覧する人の姿がしばしば見られた。

街ゆく人は足を止め、写真を熱心に見ていた

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