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2022年04月27日 14:38 社会を知る~今週のnewsトピック~

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。

水俣病認定訴訟、原告7人が控訴

胎児および小児期のメチル水銀被害を訴えた「水俣病被害者互助会」の7人が、鹿児島と熊本の両県に対し、水俣病の患者認定を求めた訴訟で、原告側は9日、全員の請求を退けた熊本地裁判決(22年3月30日)を不服として、福岡高裁へ控訴した。

原告は、いずれも水俣病の公式確認(1956年)前後に熊本県水俣市、出水市などで生まれ、メチル水銀の排出量が最も多い時期に八代海沿岸で育った60代。原因企業であるチッソの工場排水により汚染された魚介類を胎児および小児期に食べたことで、メチル水銀の被害を受けたと主張している。

1審の熊本地裁は、手足の感覚障害などが水銀摂取によるものだと訴えた原告側の主張に対し「メチル水銀由来と合理的に説明できない」「他の疾患による可能性を否定できない」として請求を棄却した。

同種訴訟では、「水俣病被害者互助会」の8人(本訴訟の原告7人を含む)が国、熊本県、チッソを相手取り起こした損害賠償請求訴訟について、最高裁は3月8日付で全員の上告を退ける決定を行い、敗訴が確定している。

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