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短編小説「魚のために道をひらこう」6/陳載煥

2022年02月18日 06:21 短編小説

こうして二人の間に、15年続いた友情と親愛感がよみがえったかに見えた。

「下流から始めようじゃないか……」

踏査のプランを相談しているとき、ジュンハがこう言いだした。実はテソンは、上流から調査を始めたかったのであるが、黙ってジュンハの意見に従った。二人は荷物も仲良くわけあい、気持ちよく旅に出かけたのであった。

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