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短編小説「春の農村にやってきた青年」23/千世鳳

2021年12月04日 15:19 短編小説

「そうしたら、何て言ってました?」

「いまおまえさんがもらっている点数でも高すぎるとよ」

「な、なんだって? いまの点数でも高すぎる?」

おやじは返事もせず、真鍮の器に盛ったごはんにお湯をかけてさらさらかきこみながら考えた。

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