〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 39〉見返され、はね返される植民者の欲望/梶山季之②
2021年12月25日 07:42 寄稿「族譜」(1961)で、「創氏改名」を題材に植民地官僚機構の末端で働く日本人役人の良心と苦悩を描いた梶山季之は、自身の植民地朝鮮への愛着と良心と正義感が、結局無力に終わる虚しさと悲しみをかみしめる作品を描いた。
「族譜」(1961)で、「創氏改名」を題材に植民地官僚機構の末端で働く日本人役人の良心と苦悩を描いた梶山季之は、自身の植民地朝鮮への愛着と良心と正義感が、結局無力に終わる虚しさと悲しみをかみしめる作品を描いた。