創立55周年記念公演が開催/福岡朝鮮歌舞団
2021年12月01日 11:30 文化芸術の宴に招待
福岡朝鮮歌舞団創立55周年記念公演「チャンチ」が12月18日、北九州芸術劇場で行われる。同歌舞団による自主公演は2年ぶり。
「チャンチ」とは、朝鮮語で宴を表す言葉。長年、同胞たちの宴の場を盛り上げてきた団員たちが、今度は自身らの宴に招待するという意味が込められている。
昨年、コロナが急激に拡大するなかでも新たな方法にチャレンジしながら活動を続けてきた同歌舞団。今年も創立55周年を迎えるにあたって、グッズ制作・販売、ライン公式アカウントの立ち上げ、SNS企画など、オンラインでも人と繋がりを持てる活動を推し進めてきた。
公演は、文化交流事業「東アジア文化都市北九州市」とのパートナーシップを組んで行われる。団員たちによる舞台のほか、世界的ジャグリングパフォーマーのちゃんへん.さんや、アフリカンアーティスト「劇団アフリカ」、和太鼓団体「志免飛龍太鼓」など、多彩なアーティスト6組とのコラボレーションも披露される予定。
金妙穂団長は「先代から受け継いできた朝鮮の芸術をたっぷり堪能できるよう、歌舞団の演目はほとんど新たに創作した」と見どころについて語る。ゲストとのコラボ企画も「さまざまな民族、文化が混ざり合って織りなす、迫力あるステージに仕上がっている」と話した。
「どんな困難な状況であろうと、前向きに生きていこうというメッセージを伝えたい。舞台を通して観客のみなさんを勇気づけられるよう、全力を発揮する」(金団長)。
公演は18時から(17:30開場)。前売り券は5000円(高校生以下2500円)で、当日券は5500円(高校生以下3000円)。オンラインチケットは一律3000円。お問い合わせは070-8399-2896まで。
(金紗栄)