〈時事エッセー・沈黙の声 16〉「北のミサイル発射」捏造で軍拡企図/浅野健一
2021年10月18日 08:55 寄稿兵器開発めぐる自公の二重基準
総選挙の顔を替えるための先の自民党総裁選では、候補4人全員が「弾道ミサイルなどの発射を繰り返す北朝鮮」と繰り返し、抑止力強化で対抗すべきだとして敵基地攻撃能力にも言及した。朝鮮は9月、極超音速ミサイル試射(28日)など各種の発射実験を行った。自公政権とメディアは朝鮮の発射実験は「ミサイル発射」と事実を不正確に伝える一方、米国の兵器開発を容認し、韓国のミサイル試射には「実験」を付ける二重基準を適用している。