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〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 37〉「創氏改名」への良心と無力/梶山季之①

2021年10月17日 08:53 寄稿

梶山季之(1930―1975)著「族譜・李朝残影」(岩波現代文庫)

このところ植民地朝鮮出身の二世作家について集中的に再読しながら、今回は大衆小説作家としてかつて名を馳せた梶山季之(かじやまとしゆき)の朝鮮小説集を読み直してみた。2002年にインパクト出版会より刊行された「李朝残影―梶山季之朝鮮小説集」があるが、そのうち特に評価の高い3作を収録した岩波現代文庫刊「族譜・李朝残影」(2007)が入手しやすいだろう。

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