〈ここにも同胞の名店・栃木〉焼肉 アリラン園 真岡店
2021年10月15日 09:00 文化 ここにも同胞の名店
真岡鉄道「真岡」駅から車で約5分のところに位置する焼肉「アリラン園」真岡店。
陽が差し込む明るく広々とした店内にテーブル席、半個室の座席が広がる。奥には団体で貸し切りができる個室などがあり、少人数、大人数、家族連れ、団体客など、さまざまなシーンに合わせて利用できる。
アリラン園は地元では焼肉不毛地帯と言われている真岡市内で数少ない焼肉店の一つで地元に愛されているお店だ。
ボリューム満点で低価格で本格的な焼肉を楽しめると評判だ。味だけではなく店主の文哲智さん(70)のおもてなし精神たっぷりの接客が人々の心を掴んでいて常連客が集う。
「せっかく来店してくれたのだから満足して、納得して笑顔で帰ってもらいたい」と笑顔で話す文さん。
「お客さんには常に感謝の気持ちを忘れずに」とおもてなしにこだわるという文さんはお客さんのどんなわがままも笑顔で引き受ける。着いたらすぐ食べたいというお客のリクエストに応えて先にテーブルをセッティングし、来店時間に合わせて焼肉も網に乗せて焼いて待っていることも。お酒好きなお客さんにはおかわりが続くといつの間にか大き目のジョッキで提供していたり、お酒の割り合いもお客さんの好みに合わせて提供したりと、愛嬌たっぷりのマスターに会いたいがために通う常連客も多い。値段も気にせず美味しくたくさん食べて欲しいとメニューも一工夫。カルビは2の倍数によって半額になる。カルビ1人前は780円だが、2人前目は半額の360円で提供。4人前を頼んだら3人前分で食べられることになる。とってもお得だ。
アリラン園の歴史は文さんの母が1981年、東京・田町で営んでいた焼肉店から始まる。当時、母の焼肉店を手伝っていた文さん夫婦はその時の経験を活かし、2004年に真岡店にアリラン園真岡店をオープンした。接客を文さんが、厨房を朴明順さん(65)が担当。朴さんは慶尚道の出身の義母の味を継承。無添加のコチュジャンなどで調合した少し甘めの義母の秘伝のタレは今もお店を支えている。
おすすめは上タン塩、骨付きカルビ、ハラミ、ホルモン。どれも新鮮で肉厚の焼肉が秘伝のタレとよく絡み合い噛みしめると肉の甘味が口の中に広がる。
その他にも和牛特選ハラミ、塩ホルモン、ハツ塩、上レバー、豚トロ、センマイ刺し、ユッケ、キムチ、チョレギサラダなどもよく出るメニューだ。
また〆で食べる冷麺が大人気だ。細めの麺にコクがありながらも酸味がほのかに広がりさっぱりとしたスープ。麺とスープが良く絡み合う、オリジナルの冷麺を食べる目的で訪れるお客も多いという。その他にコムタンスープ、たまごスープ、石焼チーズピビンバも人気。
「居心地良い空間で満足のいく美味しい焼肉を食べて元気の補充をしてもらえたら嬉しい」と笑顔で話す文さん。
基本情報
店名:焼肉 アリラン園 真岡店
住所 : 栃木県真岡市熊倉1丁目30-4
営業時間 : 17時-22時(LO.21時)
※新型コロナウイルス対応などに関連し営業時間はお店にご確認下さい。
定休日 : 火曜日
電話番号 : 0285-83-8829
HP : 焼肉アリラン園 – 真岡/焼肉
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