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〈コッソンイ・繋-統一への思い咲かせ―9〉裵瑛姫さん(2002年、東京中高・高3)/舞踊「フェオリ」の主人公のように(下)

2021年10月13日 09:00 民族教育

4.24教育闘争73周年に際して南朝鮮で出版された「コッソンイ」第3集「私たちは統一に走って行きます」には、1982年から2019年までの「コッソンイ」作文コンクール(主催=朝鮮新報社)入選作品のうち「統一」をテーマにした作品52編が収録されている。在日朝鮮児童らが時代ごとに描いた「統一」を、本紙編集局の日本語訳で紹介する。

(前回に続く)

私は「フェオリ(つむじ風)」の主人公を任されて以降、どう表現すればチマ・チョゴリ切り裂き事件(※)の事実を南朝鮮の市民らに伝えられるのだろうかと考えるようになった。そして、厳しい現実に屈せず、アイデンティティを守り継いでいく私たちの姿をどう表すべきかを追求した。暇があれば作品の音楽を聴き、事件に関する資料も読んだ。また練習時間はこれまで以上に集中力を発揮して徹底的に練習に臨み、部活が終わったあとも自主練習を重ねた。

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