公式アカウント

短編小説「幸福」6/石潤基

2021年08月07日 08:30 文化・歴史

「わかるかなあ? 幸福というものはだ、人民のたえまない前進運動と、闘争の隊伍のなかで、それに完全に融けこんだ自分の歩みを感ずることなんだ。千里馬の大進軍という巨大な革命隊列の流れのなかで、たがいに引き上げ合いながら歩調をそろえて進むことこそ、われわれの、個人の幸福と社会的な幸福を一つに融合させたわが党がわれわれに与えてくれた最大の幸福なのだ。その意味では、僕は、完全無欠な幸福を感じているとは言えないが、それでも時には、僕も幸福だなと身に染みて感ずることがあるのだ」

Facebook にシェア
LINEで送る