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短編小説「道づれ」12/キム・ビョンフン

2021年06月28日 09:55 文化・歴史

汽車はすぐに発車した。例の乗客たちはデッキから身をのりだすようにして何度も頭を下げながら

「お願いしまあす!」

「ご苦労さんです!」

と、しきりに私の労をねぎらってくれた。

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