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〈ここにも同胞の名店・広島〉かき傳

2021年04月08日 07:00 ここにも同胞の名店

穴子飯とカキフライのセット(ランチ)

店舗紹介

JR「広島」駅新幹線口から徒歩約5分の好立地にある「かき傳」は、広島県産の牡蠣や穴子、瀬戸内海で捕れた魚など、地元の旬な食材を味わえる郷土料理店。店内に入ると和の趣がある心地よい空間が広がっており、テーブル席や掘りごたつの座敷でゆったりと食事を楽しめる。

同店の看板メニューは「穴子飯」。試しにランチ時の人気が高い「特製穴子飯 カキフライセット」(1250円)を注文すると、ほどなくして蒸篭で穴子飯が運ばれてきた。ご飯の上には錦糸卵に紅生姜、刻み海苔が載っていて目にも鮮やか。ふっくらしたご飯は穴子の骨からとった出汁で炊き上げており、特製のタレと絶妙にマッチしている。カキフライは衣がカリッと揚がっていて、中身はプリプリでジューシー。地元客だけでなく、旅行客から人気が高いというのも納得がいく。

産地直送の牡蠣は生で食べるもよし、磯辺焼きやバター焼き、香味蒸、鍋など、さまざまな食べ方で楽しめる。また「穴子のうす造り」も同店自慢の逸品だ。ほどよく脂がのった刺身は自家製橙酢ポン酢と相性抜群。あっさりとした口当たりの日本酒と相性がいい。同店は広島の地酒をはじめ日本酒のラインナップが豊富で、牡蠣や和食にピッタリのワインも取り揃えている。料理に合うお酒を店員と相談しながら選ぶのも楽しそうだ。

同店ではテイクアウトも行っている。一番人気は、やはり名物の「穴子飯」(950円)。また「かき三国焼」「タコ柔らか煮」「合鴨蒸し煮」など「かき傅」名物をふんだんに盛り込んだ特製弁当(2500円)なども提供している。弁当のご飯は「穴子飯」か「じゃこ飯」から選べる。

オーナーを務めているのは、福岡出身の芮秉星さん(29)。地元の料亭で9年間修行を積み、一昨年2月から「かき傅」を切り盛りしている。「最近の日本の食文化を見ると高級志向に走る傾向があるが、自分としてはちゃんとした料理を手頃な値段で提供したい」と強いこだわりを持つ芮秉星さん。料理の質はもちろんのこと、接客にも細かい気配りを欠かさない。「かき傅」の経営を軌道に乗せ、「広島でも名前の通ったお店として確立すること」が当面の目標だ。

基本情報

店名:かき傳 (かきでん)

住所 : 広島県広島市東区光町2‐8‐24(JR「広島」駅新幹線口徒歩5分)

営業時間 : 月 17:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)

       火~土、祝日、祝前日 11:00~14:00 (料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30)

                  17:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)

定休日 : 日曜日

電話番号 : 082-264-5968

HP : https://kakidenhiroshima.owst.jp/

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