伝統武道テコンドーの発展、普及/ITF創立55周年を記念
2021年04月12日 08:00 共和国国際テコンドー連盟(ITF)が創立55周年を迎えた。朝鮮が主導するテコンドーの国際組織であるITFは1966年3月22日、初代総裁の崔弘熙氏によって創設された。ITFは55年間、正義と平和、親善と団結の理念の下で世界的な交流と協力を促進し、テコンドーの発展に寄与してきた。平壌では3月22~24日にかけて多様なイベントが開催され、55周年を意義深く記念した。
初代総裁の墓参、講習会
テコンドーを統括する国際的な団体は北側主導のITFと、南側主導の世界テコンドー連盟(WTF) がある。
テッキョンを源流とする朝鮮の伝統武道テコンドーの名付け親であるITF初代総裁の崔弘熙氏は南の陸軍少将出身で、1966年にソウルでITFを創設した。その後、当時の朴正煕政権に抗して1972年にカナダに亡命、ITF本部をトロントに移した。朴正煕の維新独裁に反対する運動を展開した崔氏は、朝鮮を幾度も訪問し、テコンドーの普及に努め、ITFの次代後継者に張雄氏(名誉総裁、元国際オリンピック委員会委員)を指名した(現総裁は李勇鮮氏)。