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〈ここにも同胞の名店・神奈川〉焼肉 味楽苑本店

2021年03月16日 08:00 ここにも同胞の名店

不動の一番人気、味楽カルビ

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店舗紹介

京急「北久里浜駅から徒歩4分の場所にある「味楽苑 本店」は今年で創業48年。店主である殷鍾浩さん(60)の父母が店を始め、現在は殷さん夫妻と次男の龍洙さんらで店を切り盛りしている。3代にわたって守られてきた地域の名店だ。

同店を訪れた際にまず驚いたのは、コロナ禍の平日だというのに店内が客で埋まっていたことだ。全11席で50人を収容できる店内は、若いカップルや幼い子どもを連れたファミリー客など幅広い客層で賑わっていた。食事を終えて店を出てきた老夫婦は店をあとにしながら、「やっぱり美味しいね。いつでも来たくなる」と言っては、満足げな表情で帰路についた。

メニューを見て、さらに驚いた。1つの部位でさまざまな種類の肉を提供しているのだ。例えば、同店オススメの「牛タン塩」には、リーズナブルに楽しめる「牛タン切り落とし」(800円)、風味とコリコリ感が特徴の「タン先」(1000円)、やわらかで上質な「タン中」、選びぬかれた希少部位である「タン元」(2500円)、それにネギタン先やネギタン中まである。カルビにいたっては、同店一番の人気を誇る「味楽カルビ」(1400円)をはじめ6種類も。その時の気分やお財布事情に合わせて肉をチョイスできるので、ありがたい。

上質な国産黒毛和牛からお手頃価格な輸入牛まで、バリエーション豊富な肉を取り揃えているのは「一人でも多くの人たちに美味しいお肉を味わってもらいたい」という殷鍾浩さんの思いから。このような試みが利用客の心を掴み、地元の常連客やリピーターが頻繁に訪れるようになったという。なるほど、平日から客でごった返すわけである。

店主の殷鍾浩さんは30歳の頃に父母の「味楽苑」に入って経験を積み、その後は独立して焼肉店「みらく」をオープン。客のニーズを積極的に取り入れ、同店を地域でも名の知れた繁盛店へと成長させた。

「当時は店舗展開も見据えて、いかに効率を上げるかを追求していた。でもオモニの『味楽苑』に戻った後、いつからか『ほんもの』を追い求めるようになり、一つひとつの料理に手間暇をかけるようになった。それがお客さんに広く受け入れられているのかもしれないね」

そう言って優しい笑みを浮かべた殷鍾浩さんは「昔は忙しくて息子たちの運動会にも行けなかった。でも今はコロナのせいかおかげか、休む時間が増えて体力もある。幼い子どもを持つ息子に同じ経験をさせないためにも、まだがんばらないと(笑)」と言って、厨房に立つ龍洙さんに目をやった。(21年3月取材)

基本情報

店名 : 焼肉 味楽苑本店

住所 : 〒239-0807  神奈川県横須賀市根岸町3-8-6(京急「北久里浜駅から徒歩4分)

営業時間 : 火、水、木、金 17:00~23:00

     土・日 16:30~23:00

定休日 : 月曜日

電話番号 : 046-833-8858

HP :  https://yakiniku-restaurant-3559.business.site/?m=true

インスタグラム : https://www.instagram.com/mirakuenhonten/?hl=ja

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