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高句麗壁画古墳と遺物を発掘/黄海南道安岳郡月池里で

2020年09月02日 12:19 共和国

6世紀前半期に築造

1日発朝鮮中央通信は、黄海南道安岳郡月池里で最近、高句麗壁画古墳と遺物が新たに発掘されたと伝えた。

通信によれば、社会科学院考古学研究所では歴史遺跡発掘活動を積極的に行う過程に、高句麗壁画古墳2基と金の装飾品を新しく発掘、考証した。

新しく発掘した1番目の壁画古墳は、玄室の天井が平行三角支え天井になっている石室封土墳で、その形式が伝統的な高句麗時代のものだ。

4つの壁面と天井には、四神図と今まで発掘された高句麗壁画古墳では見られなかった星座、蓮の花模様、雲模様、蓮の花びら、アキグミ、亀甲模様などの絵の一部が発見された。

1番目の壁画古墳で発見された星座の絵の一部(写真はすべて労働新聞)

亀甲模様の絵の一部

2番目の壁画古墳も、高句麗時代の石室封土墳で、ここには太陽を形象化した絵をはじめ、多くの壁画片が残っている。

両古墳では、精密に加工された金の耳輪と花びら模様の装飾品をはじめ、9点の金の装飾品も出土した。

朝鮮考古学学会では、今回、安岳郡月池里で発掘された壁画古墳が6世紀前半期に築造されたものと実証し、考古学分野で重要な意義を持つことについて審議、評価した。

同通信は、高句麗時代に3品(官階の3番目の階位)以上の官僚だけが壁画古墳を使うことができたという文献資料に照らし合わせると、高句麗壁画古墳と遺物が新しく発掘されたのは同地方が高句麗の重要な行政的中心地の一つであったということが新たに明らかになったと伝えた。

(朝鮮新報)

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