〈幼保無償化〉関係府省へ要望書と署名提出/大阪と兵庫から要請団【1報】
2020年07月16日 09:58 民族教育幼保無償化制度から朝鮮幼稚園など各種学校認可の幼保施設が除外されている問題と関連し、各地からの要請活動が続くなか、15日には大阪の要請団が衆議院第2議員会館を、兵庫の要請団が参議院会館を訪れ、内閣府、文部科学省、厚生労働省に対しそれぞれ要請を行った。この日、各府省の担当者に手渡された要望書は、▼各種学校も無償化対象と認め、朝鮮学校幼稚部のすべての園児たちの保育料を無償化し、▼各種学校の幼児教育・保育施設を幼稚教育類似施設等の新たな支援の対象として認めることを求めた。大阪の要請では大阪と奈良で集められた4万240筆、兵庫の要請では3万7178筆の署名が提出された。
大阪の要請には、立憲民主党の尾辻かな子衆議院議員が同席。大阪民族教育対策員会の金政義副委員長、大阪朝鮮学園の李俊男代表理事、大阪オモニ連絡会の申千玉代表、大阪朝鮮幼稚班保護者会の代表、大阪朝鮮学校を支える会の大村和子代表、総聯活動家らが参加した。
要請では立憲民主党の尾辻かな子衆議院議員による発言につづき、大阪幼稚班保護者会の代表が要望書を朗読。その後、要請団のメンバーたちが署名と要望書を各府省担当者らに手渡し、それぞれの思いを述べた。
兵庫要請団の要請には、 立憲民主党の水岡俊一参議院議員が同席。兵庫朝鮮学園の金錫孝理事長、李相元理事、兵庫朝鮮学校オモニ会連絡協議会の金明美会長、幼保無償化適用を求める兵庫朝鮮学園保護者連絡会の金任淑会長、神戸初中オモニ会の周一花会長、西播初中オモニ会の鄭淳伊幼稚班保護者代表、兵庫人権協会の金朋美理事、総聯活動家らが参加した。
要請では、立憲民主党の水岡俊一参議院議員の発言につづき、要請団のメンバーたちが署名と要望書を各府省担当者らに提出。兵庫朝鮮学園の金錫孝理事長が要望書の趣旨を説明した後、要請団のメンバーらが発言した。
(文・李永徳、写真・金紗栄)