朝鮮で生物多様性保護に注力/各種保護区を調査、設定
2020年06月10日 14:24 共和国6月5日の世界環境デーに際して、国連では今年の活動テーマを「生物多様性」に定め、各国で動物の生息地保護をはじめとする生物多様性保護活動に力を入れることを強調している。
世界環境デーに際して朝鮮中央通信は、朝鮮で行われている生物多様性保護活動について紹介。全国を樹林化、園林化するための山林復旧作業を積極的に展開し、1年間で17万7千余ヘクタールに5億5千余万株の木を植樹した成果などを伝えた。
同通信によると、朝鮮では有用動物を保護するために動物保護区全般を調査し、野生動物保護区に改称・再設定する活動を展開したほか、特産種の動植物を保護するための保護区を設定・管理し、白頭山ブルーベリー、安辺柿、成川栗などの原種を保護、増殖した。
また、生物多様性の保護において重要な役割を果たしている白頭山と九月山、妙香山、七宝山、金剛山の各地区を世界生物圏保護区に登録。文徳渡り鳥保護区(平安南道)と羅先渡り鳥保護区を国際的に重要な湿地リストに登録した。水産資源を保護するための特別保護区も設定され、各保護区に及ぼす環境の影響を評価し、環境汚染を防ぐための活動が繰り広げられている。
また、環境保護に関連する法規の修正・補充も進めており、生物多様性の保護に関連する科学研究と他国との学術交流活動も活発に行っている。
(朝鮮新報)