朝鮮で科学技術に基づいた教育改革/教授案を公開、全国に一般化
2020年05月12日 13:53 朝鮮半島 共和国人材強国を目指す朝鮮では、現在、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、AI(人工知能)などの科学技術を取り入れた教育改革が進められている。
4月24日付労働新聞によると、普通教育部門の学校で、学生たちの年齢・心理的特性に見合う新たな教授方法を導入している。
平壌の西城区域臥山技術高級中学校では、人工的に作られた仮想空間を現実のように体感することのできるVRや実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示するAR技術、教育評価技術を盛り込んだ9件のモデル授業映像を、全国で一般化できるよう教育委員会中央教授講習所のホームページに公開した。
また、東平壌第1中学校ではロボットを組み立てる過程を通じて、学生たちにAIに関する常識やプログラミングの知識を植え付けるモデル授業を作成した。
平壌教員大学附属の万景台区域光復小学校では、画像、音声、動画、テキストなどを合わせたハイパーメディアによる電子教授案を作成し、農村と山間地帯の学校で一般化できるよう公開したほか、離れた島にある分校にも約590時間分の電子教授案を送った。
教育用AIロボット開発
ウェブサイト「朝鮮の今日」によると、平壌教員大学で画像認識技術や音声認識技術などが備わった教育用AIロボットを製作し、教育に活用する研究を進めている。
教育用AIロボットは、