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〈新型コロナウイルス〉防疫活動を引き続き強化/政治局会議での決定に則って

2020年04月16日 11:23 共和国

新型コロナウイルスが世界的に拡散する中、朝鮮労働党中央委員会政治局会議(11日)で、新型コロナ対策を強化するための党中央委員会、国務委員会、内閣の共同決定書が採択され、引き続き防疫事業が進められている。

労働新聞が呼びかけ

金正恩委員長の司会で行われた朝鮮労働党中央委員会政治局会議では、世界的な大流行伝染病に対処して人民の生命安全を保護するための国家的対策をいっそう徹底的に立てるための党中央委員会、国務委員会、内閣の共同決定書が採択された。共同決定書には、国家的な非常防疫活動を引き続き強化するとともに、今年の経済建設と国防力強化、人民生活安定のための具体的な目標と各部門、各単位の課題と方途が明示されている。

翌日の最高人民会議第14期第3回会議(12日)では、同決定書に示された課題を貫徹するために、全てを人民の健康と生命安全の保障に服従させる原則に基づいて経済活動の作戦を立て、自力自強の精神をもって正面突破戦を繰り広げることで、経済の発展と人民の生活に必要な需要を十分に満たすことが強調された。

14日付労働新聞は、朝鮮国内に新型コロナ感染者が一人もいないことをいま一度明かすとともに、党中央委員会政治局会議での共同決定書に基づき、引き続き防疫事業の強化を呼びかけた。

同紙は、非常設中央人民保健指導委員会の指揮と統制に無条件で従う規律と秩序をさらに徹底的に確立することを強調した。

同紙は、一部の住民たちの中で、国家的な非常防疫期間が長期化する中、依然として朝鮮に感染者が発生していないからと予防事業を慢性的に行う現象が発露していると指摘。世界的に大流行している伝染病を徹底的に遮断するための事業でもっとも警戒すべき問題は、現在の成果に満足し、警戒を解く現象であると警告した。

さらに、すべての地域でウイルスが流入する空間と通路を徹底的に遮断・封鎖する事業を引き続き強化するよう求めた。

各地で徹底した活動

新型コロナウイルスに対処する国家的対策の強化を指示した党中央委員会政治局会議の決定に基づき、各地の工場、企業所でもそれぞれの実情に合わせて衛生防疫活動を展開している。

各工業、企業所で徹底した防疫活動が行われている(「朝鮮の今日」)

千里馬製鋼連合企業所では、毎日、すべての作業現場の消毒を行い、就業後も従業員たちの個別の衛生管理を徹底している。また、製鋼過程に多くの水を消費するため、下水道網の消毒を定期的に行うことで、ウイルスの伝播経路の遮断に努めている。

黄海製鉄連合企業所でも、工場内の消毒を徹底的に行うほか、飲み水の消毒、企業所の下水道網の状態把握に力を入れている。企業所に運ばれる資材や生産済みの製品に対する消毒作業も徹底して行われている。

醤油や味噌などを生産する平壌基礎食品工場では、設備の消毒作業を強化するとともに、すべての従業員が生産現場で衛生秩序を厳格に守るよう指導している。また、味噌加工場、発酵醤油加工場などの生産現場では生産時に使用する水質の検査を徹底。工場では、医者との緊密な連携の下、従業員に対する健康診断を定期的に行っている。

このほかにも、平壌子ども食料品工場、平壌歯科衛生用品工場など多くの工場、企業所で防疫活動を徹底している。

(朝鮮新報)

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