【論調】海上自衛隊の軍拡
2020年04月10日 16:06 共和国最近、日本の海上自衛隊に新しく建造したイージス艦「まや」が就役した。同艦の引渡式で河野防衛相は、わが国と中国による「軍事的脅威の増大」をうんぬんし、7番目のイージス艦の配備で「日本の防空能力が向上する」と述べた。
誰それの「脅威」にかこつけて強行される海上自衛隊武力の軍事力増大は、軍事大国化野望の実現に血眼になって狂奔する軍国主義者の無分別な妄動にほかならない。
周知のように、今回のイージス艦には自衛隊の装備として初めて他のイージス艦や自衛隊の早期警戒機などと敵の航空機やミサイルの位置情報をリアルタイムで共有できる「共同交戦能力」(CEC)システムが搭載されている。艦に装備されたレーダーが敵のミサイルや航空機を捕捉できない場合にも、米軍から当該資料の伝達を直ちに受けて対応できるようになっている。また、艦には日米が共同開発した新型迎撃ミサイルSM3ブロック2Aも搭載されている。
日本のメディアは、海上自衛隊が来年までこのようなシステムを装備した艦艇をさらに建造しようとしており、今後、米国から購入することにした13機の早期警戒機にもこのシステムが設置されると宣伝した。結局、憲法上、交戦権と参戦権はもちろん、正規軍も持てなくなっている日本が今や、空と陸、海で米軍と共同で情報をリアルタイムで共有し、いかなる軍事作戦も意のままに遂行できるようになったことを意味する。
朝鮮半島と地域の平和と安全を