〈本の紹介〉マスコミ・セクハラ白書/WiMN編著
2020年04月22日 11:42 文化女性記者たちの決意の告白
財務省幹部による、女性記者に対する「セクシュアルハラスメント事件」をきっかけに、2018年5月に発足した「WiMN(ウィメン、メディアで働く女性ネットワーク)」。さまざまなジャンルのメディアに従事する100人以上の女性が参加し、セクシュアルハラスメントを含む、あらゆる人権侵害をなくすための活動を活発に続けている。
本書は、お互いの体験を語り合って、共に励ましあいながら書き上げたものや、過去の自分に寄りそい、勇気をふり絞って書いたものなど、WiMNのメンバーである約30人の女性記者たちが、自身が受けてきたセクハラ被害や、メディア界のジェンダーに係る事象などについて、当事者として語った告発本だ。