金正恩委員長に米大統領が親書、金与正党第1副部長が明かす
2020年03月24日 10:20 共和国“個人的親交を示す事例”
朝鮮中央通信によると、金与正党第1副部長は3月22日、談話を発表し、金正恩委員長に米国のトランプ大統領が親書を寄せたことを明らかにした。
談話によると、トランプ大統領は朝米関係を推し進めるための構想を説明し、新型コロナウイルス感染症による事態に関連して防疫部門で協力する意向を示した。また、今後、金正恩委員長と緊密に連携していく意思を伝えた。
これについて談話は、「われわれは、トランプ大統領の親書が金正恩委員長との特別で強固な個人的親交をよく示す実例になると見なす」と述べ、委員長に変わらない信義を送った米大統領に心からの謝意を表した。
また、金正恩委員長が、自分とトランプ大統領の特別な個人的親交関係について再び確言し、大統領の温かい親書に謝意を表したことを明かした。
談話は、「幸いにも、両首脳の個人的関係は相変らず両国の対立関係のようにそれほど遠くなく非常に立派である」と述べる一方、「朝米関係とその発展を両首脳の個人的親交関係を見てうかつに評価してはならない」と指摘。公正さとバランスが保たれず一方的で過欲的な考えをやめないなら、両国の関係は引き続き悪化一路へ突っ走ることになるとしながら、「両国の間に力学的、道徳的に均衡が維持され、公正さが保障されてこそ両国関係とそのための対話についても考えることができる」と述べた。
談話は、「両国の関係が両首脳の関係ぐらいに良くなる日を願っているが、それが可能であるかは時間に任せて見守るべきであろう」と言及した。
(朝鮮新報)