国境検疫を強化/新型コロナウイルス対策
2020年03月12日 11:21 共和国世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスを「パンデミック(世界的な大流行)」と明言し、国際社会の警戒が一層高まる中、朝鮮でも国境検疫を強化するなど、防疫体制を再整備している。
労働新聞12日付によると、朝鮮では最近、輸入物資に関する検査検疫及び消毒規定を定めた「他国から持ち込んだ物資に対する消毒及び取り扱い指導書」(暫定)を修正・補完し、国境検査検疫機関と衛生防疫機関に配布した。
同紙は、「非常設中央人民保健指導委員会では日に日に先鋭化する国際的な防疫活動と一層深刻化する被害状況を鋭利に注視している」とし、「科学的でありながら、先制的な封鎖対策を徹底的に立てるうえで、輸入物資に対する取り扱いを厳しくすることがとても重要である」と指針作成の背景を明かした。
指針には消毒薬の規格、消毒方式、防疫服と装備規定などに関する内容が含まれた。運送手段別の消毒方法についても触れられ、船舶、列車、貨物車に分け、それぞれ内外部の構造に沿って噴霧消毒もしくは燻蒸消毒を行い、3時間の経過措置を義務付けた。
(朝鮮新報)