朝鮮各地で建設事業すすむ/経済建設、中断なく推進
2020年03月11日 10:24 共和国朝鮮では現在、朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会(昨年12月28~31日)決定に基づいて、経済建設にいっそうまい進している。経済建設は、総会が示した正面突破戦の基本課題だ。
世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、ウイルスから人民の生命安全を徹底的に守るための対策に国の総力を集中する中でも、今年の経済課題達成に向けた努力が中断することなく続けられている。インターネットメディア「わが民族同士」は10日、「新型コロナウイルス感染症を防ぐための莫大な経済的損失を甘受してまで超特急防疫措置を講じることはたやすく決断し実践できることではない」と指摘している。
各地では建設事業が盛んだ。
今、最も急ピッチで進められているのが順川リン酸肥料工場(平安南道)の建設事業だ。食糧問題解決の要とされる同工場の建設は、正面突破戦の初年度である今年の経済課題の中でも党が最も重視する対象の一つ。国内メディアによれば2月21日まで工事全体の9割が完了。現在は生産工程の試運転がスタートし、工場運営の準備が本格化している。
三池淵地区(両江道)では昨年12月、三池淵市が山間都市の標準、理想的なモデルとして竣工したのに続き現在、第3段階の工事が10月10日完工を目標に推進されている。三池淵市は4千余棟の住宅をはじめとする壮大な建設事業であったが、第3段階工事も引けをとらないスケールだ。労働新聞は、1月までに建物の基礎工事が完了したと伝えている。
一方、東海岸の大規模ビーチリゾート、元山葛麻海岸観光地区(江原道)は4月完工をめざす。
(朝鮮新報)