新型コロナウイルス、隔離期間を30日に延長/内閣総理が防疫指揮部を視察
2020年02月13日 09:55 共和国12日発朝鮮中央通信によると、朝鮮で新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底している中、最高人民会議常任委員会が「国内での隔離期間を暫定的に30日に延長する」ことを決定した。非常設中央人民保健医療指導委員会の提案を審議、承認したもの。
同通信は、「国家の全ての機関、部門と朝鮮に駐在、滞在している外国人はこれを無条件、順守しなければならない」と強調した。また、新型ウイルスによる死者が世界的に増加しており、「潜伏期間が24日という研究結果も出ている」ことにも言及した。
朝鮮では、新型ウイルスの危険性がなくなるまで衛生防疫システムを国家非常防疫システムに転換することを宣布し、風邪の症状が出た患者や新型ウイルスの感染が疑われる人の隔離を行ってきた。
11日発朝鮮中央通信によると、金才龍内閣総理が中央と平安南道、黄海北道、南浦市の非常防疫指揮部を視察した。中央と各道・市・郡非常防疫指揮部は、新型ウイルス感染を徹底的に防止するために、伝染病の予防に関連する活動を積極的に展開している。
金才龍総理は、中央非常防疫指揮部で行われた協議会で、各分科の責任と役割を画期的に強めるとともに、国境通過地点での検査・検疫をさらに徹底的に行い、防疫の規律を厳格に守るように把握・指導を綿密に行うよう強調した。
また、平安南道、黄海北道、南浦市の非常防疫指揮部の防疫活動を視察し、すべての活動家が新型ウイルス感染を防ぐための活動が国家の安全、人民の生命に関連する重要な活動であることを認識し、迅速に対応できるように万端の準備を整えることについて述べた。隔離および治療条件を十分に整え、薬品の保障と検査・検疫を強化することをはじめ、伝染病を徹底的に防ぐための対策的問題も講じられた。
(朝鮮新報)