“感染者なし”、朝鮮保健相が明言/新型コロナウイルス
2020年02月20日 11:15 共和国オ・チュンボク保健相(国家非常防疫指揮部総合分科長)が18日、朝鮮国内に新型コロナウイルスの感染者はいないと明言した。
オ保健相は同日、朝鮮中央テレビに出演し、「まだわが国には新型コロナウイルス感染症の感染者や感染が疑われる人は一人も発生していない」としながらも、「しかしこの事実が、人々の間で警戒心をゆるませることになり得る」と注意喚起した。
そのうえで、「新型コロナウイルスは感染経路が多様で、予測できないだけに、少しでも慢性的な態度で防疫活動を軽んじては深刻な結果を招くことになる」とし、衛生防疫活動をいっそう強化することを強調した。
同日付の労働新聞も、非常設中央保健指導委員会のソン・インボム氏の言葉として、「世界で新型ウイルスが発生した直後から朝鮮では可能な限りの対策を講じた結果、現在までに一人の感染者も発生していない」と伝えた。
一方、米メディアが伝えたところによれば、世界保健機関(WHO)平壌事務所長は、朝鮮保健省からの報告として、昨年12月30日から2月9日まで朝鮮に入国した7218人中、141人に発熱の症状が現れ新型コロナウイルスの感染検査を行ったが、全員が陰性であったと明かした。
(朝鮮新報)