〈第52回学生中央芸術コンクール〉男子生徒17人の挑戦/声楽・岡山初中中級部
2019年11月08日 19:10 文化・歴史声楽部門の合唱に岡山初中が出場するのは何年ぶりだろうか。長年審査委員を務めてきた人たちですら確かな記憶がないほど、久しぶりの出来事であった。舞台に立った17人の男子生徒は全員サッカー部。技術よりも「気持ち」で勝負し、情熱あふれる力強い歌声で「희망의 길(希望の道)」を歌い上げた。
コンクール出場のきっかけは、大阪朝高、朝大で声楽部に所属した張裕美教員(25)の発案だった。「サッカー漬けの毎日を送る生徒たちが学校生活にしっかり取り組み、志をともにする機会になれば」。こうして「やんちゃ好き」が多い男子生徒たちの挑戦が始まった。