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〈学美の世界 6〉子どもと教師の「信」と「愛」の世界/郭栄姫

2019年03月22日 13:57 文化

在日朝鮮学生美術展は、朝鮮学校で学ぶ児童・生徒の姿が可視化された誇り高い作品展だ。30余年、美術教育に携わってきた私は、時代と共に移り変わる子どもたちの感性、表現に毎回、舌を巻くばかりだ。見せる側と見る側がこんなにも一体化する展覧会は他に探すことはできないと自負している。

子どもたちは皆、創造性と感性、学ぶ意欲を持っている。図工、美術はまさしく生徒と教師の寄り添いの世界。つまり生徒と教師の間に「信」と「愛」があってこそ成り立つのだ。そんな寄り添いの環境の中で制作された作品を観て「どの作品にも巻き込まれて、じっと凝視してしまう」。

高校生のクラブ作品を観ては、「視点や葛藤する姿に胸が熱くなった」。このように、感銘を受け賛辞を寄せられる方々が、後を絶たないのである。

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