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【インタビュー】1世ハルモニらの作文が書籍化/編著者に聞く

2019年03月01日 09:21 歴史

わたしもじだいのいちぶです

19年1月、識字学級に通い日本語を学んだ在日朝鮮人1世のハルモニらが綴った作文が書籍化された。「わたしもじだいのいちぶです―川崎桜本・ハルモニたちがつづった生活史―」

黄徳子作「ヘイトスピーチやだね!!」(写真提供:大八木宏武)

時代と社会に翻弄され文字を学ぶことを阻まれた彼女たちが、ウリハッキョと呼んだ識字学級(現在はウリマダンと呼ばれている)。携わった者たちが話し、聞き、書くという「当たり前」の営みを通じて心豊かになる、そんなエネルギーあふれる空間には、教科書では学ぶことのできない歴史が無数に散らばっている。

普通が普通でないことを、当然が当然でないことを感じさせる本であるにも関わらず、読み終えるとなぜかほっこりした感情とともに、「ハルモニに会いたい」と身近な祖母への情があふれ出す。人生の終盤に差しかかったハルモニたちが紡ぐストーリーに、編著者のことばを借りるなら、私たちは「どう応答できるだろうか」。

出版の背景や葛藤、刊行後の思いまで、刊行委員として携わった日本評論社の吉田守伸さん、早稲田大大学院博士後期課程・早稲田大教育学部助手の康潤伊さんの二人にインタビューした。

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