〈第41回コッソンイ〉中級部1年・作文部門 佳作「ウリハッキョとの出会い」
2019年02月04日 09:00 民族教育和歌山朝鮮初中級学校 趙一香
第41回コッソンイ作文コンクール入選作品の中から4編を本紙編集局の日本語訳で紹介する。
私は今年からウリハッキョに通うことになった趙一香だ。
昨年、和歌山初中の芸術祭を観るため、初めて朝鮮学校に足を踏み入れた私は(体育館がないんだ。校舎は古くて、人も少ないな)と不安と物足りなさを感じていた。
周囲から聞こえてくる言葉を一つも聞き取れなかった私は、翌年からウリハッキョに通おうと決心していたものの、言葉も人も知らなくて大丈夫だろうかと不安ばかりが膨らんでいた。
私は顔をあげるのが怖かった。けれども公演が始まると、私は驚きを隠せなかった。