講演会・日朝友好学生教員訪朝団を続けて/訪朝通じた交流、友好の礎に
2018年12月25日 08:57 共和国講演会「朝鮮と日本をつなぐ~日朝友好学生教員訪朝団の活動を続けて」が朝鮮文化研究会(平田賢一代表)の主催で、21日、都内で行われた。
「日朝友好を願う大学生・大学教員の会」では、日本の大学生、大学教員と在日朝鮮人学生がともに朝鮮を訪問するツアーを2005年から行ってきた。ツアーの目的は、朝・日間が膠着する中、参加者が朝鮮の現実に直に触れ、朝・日友好に取り組む契機とすること。11回目となる今年は参加者が過去最多となるなど、地道な活動は少しずつ実を結んでいる。
講演会ではまず留学同中央の洪滉仁副委員長が、同ツアーを主管してきた留学同の歴史を紹介したうえで、訪朝団を組織した背景と趣旨、意義について述べた。洪副委員長は、同ツアーの特徴は朝鮮の地で朝・日の学生・教員が深く関わることだと指摘。15年からは通訳として平壌外国語大学の学生・教員らが団に帯同した。訪朝を通じた交流が、日本において朝・日間の友好促進や歴史問題、朝鮮学校をはじめとする在日朝鮮人の権利運動に共に取り組んでいく土台となると強調した。