虹の橋をかけて⑧日本朝鮮学術教育交流協会・千葉ハッキョの会 合同訪朝団の報告/佐野通夫
2018年10月31日 15:47 共和国学術交流について語り合う
7月はじめ、中国延吉市・延辺大学で「朝鮮半島研究国際会議2018」が開催された(延辺大学朝鮮半島研究院主催)。私は、康成銀朝鮮問題研究センター長をはじめとする朝鮮大学校の方々の配慮で、朝鮮・社会科学院の研究者や朝鮮大学校、韓国、中国から120人が参加したこの会議に、ただ1人の日本人として参加させていただいた(この他、ロシア、ドイツ等々からも参加)。
4月27日の板門店宣言時の挨拶が、南北在外の朝鮮人に呼びかけられたように、南北、在日、在中国の朝鮮人が一同に会し、相互の認識の違いを認識し、相手を理解しようとするこの会議はとても感銘深いものだった。そして、研究の場では意見の相違があっても、研究会が終わった会食の場で、共に乾杯を繰り返し、共に肩を組んで歌い、抱き合って踊る姿は、まさに板門店時代を象徴し、感動的な姿であった。