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幼稚班新設で喜び倍増/各地で入学式

2018年04月05日 11:13 民族教育

祝福を受ける新入生たち(東京第4初中)

各地の朝鮮初・中・高級学校と幼稚園で入学・入園式が1〜7日の予定で、いっせいに行われている。学校と組織、地域同胞らが民族教育発展のため一丸となって努力を傾けてきた結果、幼稚班を新設したり、学生数増加の成果で入学式を迎えた学校もある。

東京第2初級、東京第4初中、西東京第1初中の都内3校の入学式(1日)は、幼稚班を新設した喜びであふれた。

パジ・チョゴリ、チマ・チョゴリを身にまとい入場する可愛らしい新園児たちを、参加者たちは温かい拍手で迎えた。園児たちは、自分の名前を呼ばれると「イェ!(はい)」と元気良く答えた。また、各団体からプレゼントを手渡され、満面の笑顔を浮かべた。70年以上の歴史を誇るこれらの学校で初めて見る光景だった。

西東京第1初中の幼稚班に息子を入れることになった金期成さん(42)は「母校の幼稚班第1生になれて光栄」だと喜んだ。

幼稚班運営の認可が下りたのは2月中旬。各校では入園式の前日まで園児募集活動を行い、今後も募集活動を行っていくという。

一方、総聯兵庫県本部では4・24教育闘争70周年を大きな成果で迎えようと、昨年から生徒・児童募集活動や学校支援1口運動などを各団体と学校が一体となって力強く繰り広げてきた。

西播初中(入学式3日)ではここ数年、初級部の入学生は20人を切っていたが、今年は20人の児童が入学。中級部の23人の新入生とともに入場すると、会場には大きな拍手が響きわたった。

初級部新入生、安良惺さんの父である安徹洙さん(38、姫路地域青商会会長)は、朝鮮人としてのルーツを知ってほしいと息子を朝鮮学校に送ったと話し、「朝鮮を取り巻く情勢が急変している中でも朝鮮学校に対する差別政策は変わらないが、朝鮮学校でしっかりと学び、同胞社会で活躍できるような人材に育ってほしい」と期待を寄せた。

(朝鮮新報)

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