日本軍性奴隷制被害者・李容洙さんがフランスで証言
2018年03月12日 15:02 歴史“歴史の生き証人、女性人権活動家として”
南のメディアによると日本軍性奴隷制被害者である李容洙さんが、国際女性デーである8日(現地時間)、フランス下院を訪問し、日本軍性奴隷制被害について、証言した。
李さんは、15歳のときに日本軍に船で中国・上海と台湾の戦地に連行された自身の被害体験を語り、「歴史の生き証人として、また女性人権活動家として、日本による正式の謝罪と法的賠償を要求する」と訴えた。
李さんは、07年に米議会の聴聞会で自身の被害体験を証言し、米議会はこれをもとに日本軍「慰安婦」謝罪決議案(HR121)を通過させた。李さんは今年90歳を迎える中、証言をする時間が残り少ないという思いから、一回でも多く、旧日本軍の犯した加害の実態を世界に向けて発信したいと、フランスに赴いた。