〈平昌パラリンピック〉第12回冬季パラリンピック開会/ノルディックスキー競技に出場
2018年03月12日 12:08 スポーツ北南選手が共に聖火ランナー
第12回冬季パラリンピックが9日、南朝鮮の平昌オリンピックスタジアムで開会した。冬季パラリンピック史上最大の49カ国、地域から約750人の選手たちが6競技80種目に出場している。
南のメディアによると、開会式では国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドルー・パーソンズ会長が演説し、文在寅大統領が開会を宣言した。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も席を共にした。
朝鮮の伝統文化と最先端技術を組み合わせた幻想的な公演が披露された後、選手団が入場した。
朝鮮選手団は共和国旗を掲げ、34番目に入場した。ノルディックスキーに出場するキム・ジョンヒョン選手が旗手を担った。朝鮮選手団の入場に観衆は熱い拍手を送った。
また、ノルディックスキー選手である北側のマ・ユチョル選手と南側のチェ・ボギュ選手が最初の聖火ランナーとして登場。下肢切断の障害を持つマ選手と視覚障害を持つチェ選手は聖火をともに掲げ、競技場を走り、北南の団結した姿を示した。
冬季パラリンピックへの朝鮮の参加は今回が初。朝鮮パラリンピック委員会代表団と選手団、総勢24人がパラリンピックに参加した。
クロスカントリー男子15km
11日、平昌アルペンシアバイアスロンセンターで行われたクロスカントリー男子15kmにキム・ジョンヒョン選手とマ・ユチョル選手が出場した。
29人の選手が出場する中、キム選手は、1時間12分49秒9で27位、マ選手は1時間4分57秒3で26位を記録した。
胸に統一旗がプリントされた揃いのジャンバーを着た南北合同応援団100人は、統一旗を振り「我らは一つ」と選手らを応援した。
競技を終えた、キム選手とマ選手は、合同応援団に向け両手を広げ、感謝を伝えた。
(朝鮮新報)