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〈ウーマン・ヒストリー 33〉女性医師、第1号・済州島の女性たち(上)/高守善

2017年11月02日 16:20 文化・歴史

高守善

済州から初の京城留学

高守善は済州島から少し南にいった小さな島、加波島(*1)で生まれた。

母・呉栄元もこの島の無男独女として生まれた女性で、当時、女性は諺文(ハングル)だけできれば十分という風潮のなか、一人娘の守善に対しては、強い教育熱を持って育てたという。そんな母の影響からか、高守善は幼くして4キロ離れた夜学にこっそり通ったこともあった。しかし父親にばれてしまい、しばらく勉強を禁止されてしまったが、結局のところ、反対する父の説得に成功した。

その後高守善は、島を離れ大井公立普通学校、晨星女学校で学び、済州島で4年間を過ごした。

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