〈学生芸術コンクール2017〉「未来」を切り開いていく主人公たち/東大阪中級舞踊部
2017年11月10日 12:09 民族教育1957年、異国の地で学ぶ朝鮮人子弟たちへ祖国から教育援助費と奨学金が送付され60年。
今年舞踊部門を彩ったのは、祖国への感謝の思いやウリハッキョで学ぶ誇り、高校無償化など複雑な社会環境の中でも、朝鮮人として堂々と生き抜くことへの決意が込められた作品の数々だった。2日間、72演目、総勢562人が参加した。
優秀作品発表会当日、観客が「本当にうまかった!」と口々に話すなど、会場を沸かせたのは、中級部群舞部門で優秀作品に選ばれた東大阪中級の群舞「미래에로(未来へ)」。参加校のなかで最多となる32人が出演した同校の作品は、大阪無償化裁判で勝訴を勝ち取るまでの闘いを、リアリティと躍動感溢れる舞で見事に表現した。同校舞踊部が優秀作品発表会の舞台にあがったのは、10年ぶり。