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〈蹴球七日~同胞サッカー選手の足跡 16〉ブラウブリッツ秋田・韓浩康選手

2017年05月01日 14:17 スポーツ

「目標(安英学)」を越えていく/踏まれても立ち上がる雑草魂

プロ2年目の韓浩康選手(23、朝鮮大学校外国語学部出身)は今季からレンタル移籍したJ3のブラウブリッツ秋田で3バックの一角を占めている。チームは開幕から好調を維持。上位6チーム中、消化試合が1試合少ないながら4勝1分で首位につける(5月1日時点)。185cm、80kgの長身DFは競り合いに強さを発揮し、精度の高いロングキックを放って最後尾からチームを盛りたてている。

天国に活躍の知らせを

真夜中、隣にいた父と共にテレビに釘付けになった。2010年南アフリカW杯。大観衆の視線が集まるピッチで朝鮮代表のユニフォームを纏い、世界の強豪と渡り合っていた安英学選手ら同胞選手たち。「感動のあまり鳥肌が立った」。迷いが吹っ切れた。「アボジ、朝大に行くわ」。プロへの道を探っていた京都朝高2年の夏だった。

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