沿道にあふれる笑顔、第28回万景台賞国際マラソン
2017年04月13日 11:47 スポーツ 共和国見どころいっぱいの新コースで
【平壌発=文・金淑美、写真・盧琴順】太陽節に際して平壌で9日、第28回万景台賞国際マラソン競技大会が盛大に開催された。回を重ねるごとに参加者が増え、盛り上がりを見せる同大会。今年は、昨年を上回る1100人以上の外国人ランナーが参加し、市内を周回する新たなコースで、初春の平壌の街並みを存分に謳歌した。
春の陽気のなか
この日の平壌の最高気温は、例年よりも高めの20度。大会開幕前から温かな日差しが降り注ぎ、絶好のマラソン日和となった。
今年は、各地での予選を勝ち抜いた国内の選手らと、エチオピア、ケニア、モロッコ、ルワンダ、ウクライナの選手ら、オランダ、米国、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、スウェーデン、オーストラリア、コスタリカ、カナダ、台湾、日本など、50カ国を超える国と地域の1100余人の市民ランナーがレースに参加。
スタート地点である金日成競技場に外国人ランナーらが続々と入場すると、客席を埋め尽くした平壌市民らが拍手と歓声、手を振って歓迎し、ランナーらは大声援の中、スタートした。
大会は選手部門と市民ランナー部門に分けられ、競技種目はフルマラソン(42.195km)とハーフマラソン(21.0975km)、10kmレースの3種目。前回大会は、メーデースタジアムから1周10kmのコースを周遊するコースで、ハーフマラソンは2周、フルマラソンは4周するルートだったが、今年は平壌市内を周回する新しいコースで行われた。
リニューアルされた金日成競技場をスタートし、普通門、平壌大劇場の前を通り、未来科学者通りへ。美しく壮大な高層ビルが立ち並ぶ大同江沿いを往復するコースで、平壌の街並みをよりいっそう満喫できるようになった。
市民ランナーらはスマートフォンやカメラを片手に市内の風景を撮影したり、